緩除拡大装置

ゆっくり歯列の横幅を広げて大きくする装置です。主に小児矯正において、横幅の狭い歯列を拡大するために使われます。
取り外しができる可撤式（かてつしき）と、固定式の2タイプがあります。
取り外しができるプレートタイプは、装置中央のネジを少しずつ回して、弱い力で歯を徐々に外側に傾斜させて歯列を広げます。
固定式のワイヤータイプは、歯の裏側に太めのワイヤー（針金）を通し、ワイヤーの弾力によって歯を動かします。
固定式の緩徐拡大装置の名称は、上顎用の「クワドへリックス」、下顎用の「バイヘリックス」などがあります。
一方、早く広げる装置は「急速拡大装置」「ラピッドエキスパンジョン」といいます。
別名：スローエキスパンジョン